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介護施設の「調理補助」という仕事
近所の「介護付き高級有料老人ホーム」で、調理補助の仕事をしていました。
1日4時間、週3日、賄い付き、時給1200円。
最初は覚えることが沢山あって、てんやわんや・・・(笑)
とは言え、総菜の仕事よりは少ないかな。
介護施設の調理の一番難しいところは、全員が同じものを食べるわけではない、ということ。
嚥下困難な方には「ミキサー食」「ソフト食」「刻み食」などの形態にしてから提供しなければならず、手間がかかる。
それに、個人の好き嫌いにも対応しないといけない。
調理補助の仕事は、直接調理するわけじゃないけど、Aさんは和食しか食べない、Bさんは麺類は食べない、
Cさんは何でも口に入れてしまうので箸置きは使わない、など覚えておかないと配膳の時に困る。
また、当日急に、体調不良で食事内容が変更になることも。
逆に、それさえ覚えてしまえば、やること自体は簡単です。
小鉢におひたしを盛ったり、お椀に具を入れて汁を張ったり、コップに牛乳を注いだり、そんな仕事。
介護施設の規模によって忙しさが違う
私が働いてた老人ホームは小規模、入居者数は50人程度。
なので、それほど忙しくなく、時間に追われることはありませんでした。
これが100人規模の大きい施設だったら、また違っていたことでしょう。
当然、人手も増えて、人間関係も複雑になり、いろいろ問題が発生してたかもしれない。
50人程度の食事は3人で作り、洗い場担当が1人、計4人の職場でした。
俗に言う”女の職場”でしたが、みんな優良い人ばかりの恵まれた環境だった。
無資格・未経験でも即採用で定年なし
私は調理師免許を持ってはいるけれど、調理補助の仕事には必要ありませんでした。
むしろ、免許を持っているということで、補助以上の仕事を任されたら困るので、履歴書には書かずに面接。
それでも即採用してもらえたのは、人手不足だったから。
よほど問題がありそうな人以外なら、その会社は60代でも70代でも採用するそうです。
そして、長く働いてもらいたいという理由で定年制度を設けていませんでした。これはシニアの労働者には嬉しい限り。
最近は、年金貰いながら働くシニアが増えているので、企業側も年齢制限しないところが増えています。
Win-Winの関係ね
年中、快適空間
食品を扱っている性質上、空調には気を使っていることもあり、職場内は年中快適です。
半袖で丁度いい温度、湿度に調節された厨房は、真夏でも汗をかくことなく、真冬でも寒さを感じることなく過ごせます。
ただ、それが良いのか悪いのかは謎。
夏は一歩外へ出ればうだるような暑さが待っていて、その気温差に自律神経がやられそうになります。
冬はその反対。
寒暖差が激しいので、喜んでばかりいられないかも。
嬉しい賄い付き
私は午前から昼過ぎにかけての時間に働いていたので、賄い付き昼休みがありました。
それがとても嬉しくて(笑)
高級老人ホームの食事が食べられるなんて、先ず無いじゃないですか。
それに、主婦になってからというもの、他人が作ってくれるご飯を食べる機会はなかなか無くて。
毎回、余り物とは言え、シェフが作ってくれた賄いは美味しかったです。
まとめ
- 無資格、未経験でもできる仕事
- 定年がない(かも)
- 小規模施設なら、そこまで忙しくない
- 賄いが美味しい
ウチの近所には、有料老人ホームが年々増え続けています。
それだけ、老人が増えたということなんでしょう。
私も老人ですが。
その中でも「高級」と名の付く施設に入所するには2000万円くらいの費用が必要で、それとは別に月々30万円~かかるようです。
お金がないとダメですねー(>_<)
私は絶対に入れません。
高齢になっても自活できるように、健康に気を付けないと…
私にできることはそれだけです。