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60才過ぎても働けるホームヘルパーのすすめ
- 年金を貰いつつ、無理のない範囲で仕事したい。
- 定年が無い仕事を探してる。
- 隙間時間に効率よく働きたい。
- 運動がてら働きたい。
- まだまだ人の役に立ちたい。
こう思っているシニアはけっこう多い。私の周りにもいっぱい居る。
だったらホームヘルパー(訪問介護員)はどうかしら? シニアにも向いてる仕事です。
私はホームヘルパー(訪問介護員)を6年やりました
- ホームヘルパーになるには資格が必要
ホームヘルパーの資格はわりと簡単で、誰でも3~4か月で取得可能です。
私が受けた講習に参加していた10~60代の幅広い年代の人々も全員無事に卒業していきました。
最初の一歩を踏み出すコツは勢いに任せること。
考えすぎると面倒臭くなって、結局やらずに終わるパターンは多い。
それを避けたいなら勢いは大事。
・シニアにホームヘルパー(訪問介護員)が向いている理由9つ
・ホームヘルパー(訪問介護員)に必要な資格取得の費用&難易度
・あまり知られていないけど、家事援助専門の介護資格がある
シニアにホームヘルパー(訪問介護員)が向いている理由9つ
シニアにホームヘルパーが向いていると思う理由は以下の9つ。
(知りたいところから読めます)
1.定年がない
ホームヘルパー(訪問介護員)には定年がありません。
デイサービスや施設勤務の介護職員には定年があるけど、ホームヘルパーにはそれが無い。
私が知っている最高齢のヘルパーは81才。
こうなるともう、利用者より年上かもしれないですよね(笑)
介護職に就いている60歳以上の割合は6割以上だそう。
高齢者同士だからこそ理解が深まり、良好な関係を築けることもあるようです。
一般のパートの就業規則では定年が65才の所が多い中、
定年のないホームヘルパーは、ずっと働いていたい人には向いている仕事です。
2.週1日、1時間~自分の都合で働ける
ホームヘルパーは、本当に週1回、1時間の勤務でもOKなんです。
現に私も、父の介護で超多忙だった時は「週1回、1時間の勤務」にしてました。
その後、少し時間に余裕が出てきたところで仕事を増やしてもらったり。
自分の都合に合わせて隙間時間にサクッと働けるのはとても魅力的です。
3.時給が良い
家事援助の時給:1500円前後
身体介護の時給:2000円前後
地域や介護事業所によって時給は違うけど、私の地域の平均はこれくらいでした。
専門職なので時給は高めです。
最高で、家事援助なのに時給2500円で働いていたことが有ります。でもその事業所とはウマが合わず、1年で退職しました。
長く働きたいなら事業所との相性も大事です。
4.仕事がなくなることは無い
この高齢化社会において、介護の仕事が無くなると思います?
それはあり得ないですよね、逆に増える一方です。
介護、保育、看護の仕事は需要が高く、常に求人情報が溢れています。
5.近所で働ける
ホームヘルパーは基本的には自宅周辺の利用者宅へ訪問します。
移動手段は自転車が多く、近ければ徒歩移動なんてことも。
シニアになるとパートのために電車やバスに乗るのは億劫になるんですよね。
それに仕事が終わったらすぐに帰りたい。
なので私は働くなら絶対に近所派。直行直帰のホームヘルパーはとても働き易かった。
6.家事スキルが生かせる
ホームヘルパーの仕事の半分以上は「家事援助」です。長年、家でやってきた家事がそのままスキルになります。
訪問先には、要介護5のような重篤な利用者はほとんど居ません。
自宅介護は要介護3までが最も多く、それ以上は施設入所される方が多い。
なのでホームヘルパーには掃除・洗濯・買い物の依頼が多く、家事能力が生かせます。
7.自分の家族介護に反映できる
色々なお宅へ訪問し、様々な介護の形を学ぶことで、介護の知識と技術がどんどん身に付きます。
その経験は、自分の家族や親が介護状態になった時にとても役に立ちます。
私が介護の資格を取るきっかけになったのは父の体調悪化です。
近い将来、介護は避けられないと思ったので、自分のためにも介護を勉強して備えることにしました。
資格を取って現場で学び、かなり経験を積んだ私でも、親の介護では辛い時期がありました。
けれど、知識があったおかげで救われたことも多かった。
もし介護を全く知らない私だったら、精神的に病んでいたと思います。ホームヘルパーの経験に助けられました。
8.運動不足の解消になる
介護サービスの提供は、ずっと動きっぱなしの肉体労働。
しかも時間内にメニューを終わらせないといけないので、のんびりなんかしてはいられません。
運動量の多い仕事です。
9.認知症予防になる
その時間内にやるべきことを、順序だてて効率よく安全第一でこなし、間で利用者と会話してコミュニケーションを図る。
これだけやるには、けっこう頭を使わないとムリ。
気配りも必要だし、利用者の変化を観察するのも大事、ホームヘルパーは考えることが多い仕事。
認知症になっているヒマはありません。
ホームヘルパー(訪問介護員)になる為の資格と費用と難易度
ここからは実際にホームヘルパーになるために必要な資格の紹介
先ず取るなら、介護職員初任者研修
ホームヘルパー(訪問介護員)になるには資格が必要です。
まだ何も介護の資格を持っていないなら、先ずは「介護職員初任者研修」を取得しましょう。
- 受講条件:無し(年齢、学歴などに関わらず受けられる)
- 受講期間:最短で1ヶ月、通常では4ヶ月程度
「介護職員初任者研修」の受講時間は、130時間。
えっ、多い…と思うかもしれないけど、半分は自宅学習だから簡単。誰でもできるレポートを出すだけよ
受講場所を自宅や勤務先の近くにすれば、働きながらの受講も可能です。
介護職員初任者研修の受講費用
受講費用は、3万~10万円。
受講内容は同じでも、地域・立地・割引きキャンペーン・紹介キャンペーン・終了後のサポートの有無などで、費用に差が生じます。
費用を抑えたいならハローワークの職業訓練を利用すると無料で受講可能です。
ただしそれには条件があって少しバードルが高い。
他に、地域特有の補助金制度、教育訓練給付制度、各スクール独自の割引き制度などがあります。
ちなみに私は生協の割引制度を利用して2万円安く受講しました
高いと思える費用だけれど、ホームヘルパーの仕事を始めればすぐに元が取れます。
私は1ヶ月で回収できました。
介護職員初任者研修の難易度(テストの合格率)
介護職員初任者研修は講習の最後に終了テストがあり、それに合格しないと終了証をもらえません。
合格率は、驚異の 90%以上!
ほぼ、全員が合格できます。
試験問題は選択式がほとんど。合格ラインは70点。介護職員初任者研修の難易度は低いのです。
家事援助専門の資格「生活援助従事者研修」が新設
2018年4月に、「生活援助従事者研修」という資格が新設されました。
まだあまり知られていないけど、この資格でもホームヘルパー(訪問介護員)の仕事は出来ます。
そして「生活援助従事者研修」の最大の特徴は、「家事援助専門」ということ。
言い換えると「身体介護は出来ない」ということです。つまり多くの人が嫌がる「下の世話」をしなくて良いの。
これは画期的だな、と思いました。これなら、ホームヘルパーになっても良いゎって人、増える気がする。
ただ問題は、介護職員初任者研修より仕事範囲が狭いため、雇用の幅が狭くなる可能性があるかもしれない点。
介護事業所によっては、応募資格は「介護職員初任者研修以上」としている所もあるので確認は必要です。
講習時間:59時間(介護職員初任者研修の半分以下)
費用:1~4万円
この資格を取得すると、介護職員初任者研修の一部は免除されます。
まとめ
- 定年が無い
- 週1日、1時間~働ける
- 時給が良い
- 仕事がなくなることは無い
- 近所で働ける
- 家事、育児スキルが生かせる
- 自分の家族介護に反映できる
- 運動不足の解消になる
- 認知症予防になる
介護の現場はたいがい綺麗ではありませんし、我慢することも多いです。
それでも私が6年も続けることが出来たのは、自分には向いている仕事だったのと、わりと利用者に恵まれたから。
介護の資格を持っていると「いつでも働ける」という安心感があって、どこか心強いです。
なにより親や家族が介護状態になった時はめちゃくちゃ役に立つ!
介護を知っていいるのと知らなのでは大違いだな、と両親の介護をしながらつくづく感じました。